ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。
相場環境の振り返り
1.経済指標
(1)小売売上高
- 小売売上高(総合)は、市場予想を0.1%上回りました。小売売上高(コア)は、市場予想を0.5%上回りました。
- 総合・コア共に市場予想を上回る消費量であることから、米国の景気は底堅いと言えるのではないでしょうか。
(2)その他
鉱工業生産指数、建築許可件数、住宅着工件数は、小売売上高に比べてタイミング的に注目度合いが低くなる項目だと考えております。
なお、結果はまちまちであり、とりわけ市場参加者が大きくポジションを変更するような材料ではなかったと考えております。
(2)個人メモ
個人的に気になった事柄をメモしておきます。
- 小売売上高の良好な結果を受け、先週に引き続き米国の市中金利が上昇。
- 同様にドル円相場は、米国の金利上昇の影響を受け、円安(おおよそ149~150円台)で安定している。
- 円安と好調な米国株式市場の影響で、日本株は一時4万円台を突破しました。しかしながら、日本株は機関投資家から雰囲気で取引される傾向にあり(日本人としては悔しい)、オランダのASML(半導体露光装置メーカー)の決算※を受け、これまで買い込まれていた日本の半導体銘柄は大きく下げました。その後の台湾セミコンダクター(TSM)の好決算を受けて持ち直しました。
- これだけ円安水準になっているにも関わらず、日経平均株価が伸び悩んでいることから、4万円台の定着は相当厳しいと考えております。
※2025年の売上高ガイダンス(2022年に発表)の下方修正を発表。
金利見通し
先週から目立った変更はありませんでした。
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決算確認結果
今週は13社分の決算を確認しました。EPS(一株あたり利益)、売上高、ガイダンスの全てが市場予想を上回った企業は7社でした。
ASMLに関しては、これまでの決算書の中で「今後、収益が落ち込む可能性がある」旨の発表していたと記憶しております。よって、決算書を丁寧に読んでいれば歩いて度は予見できたかもしれませんね。
まとめ
- 小売売上高は市場予想を上回った。
- 米国経済は底堅いことから、株式市場は高値を更新中。
- 半導体銘柄はASMLの決算で下がり、TSMの決算で上昇した。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。