ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。
相場環境の振り返り
1.経済指標
(1)ISM製造業・非製造業景況指数
- ISM製造業景況指数は47.2であり、市場予想47.6を下回りました。
- 非製造業(サービス業)は、54.9であり、市場予想を大きく上まりました。
(2)雇用統計
- 下表の通り、景気後退を意識されていたにもかかわらず、①農業部門雇用者数、②失業率、③平均時給の全てが市場予想を上回りました。
- 飲食業、医療、政府、建設業などの雇用は引き続き増加傾向にあります。
- (考察)非農業部門雇用者数に関しては、前月の上方修正も相まって相当強い数字であると考えます。アメリカ経済の底堅さには本当にビックリさせられます😅
- 一方で、この強すぎる結果を受けて米国債利回りが高めに推移しておりますので、短期トレードを積み重ねるスタイルの方は忙しい展開が続くかもしれませんね。
2.パウエル議長発言
10/1にFRBのパウエル議長が、全米ビジネス経済学会にて経済見通しを語りました。
気になった箇所、個人的に認識しておくべきと考える部分は以下の通りです。
- 直近の労働市場は冷え込みつつあるが、過去の長期間の実績と比較すると低い水準で推移している。
- 先日のFOMCで政策金利を0.50%引き下げたことにより、インフレを抑制しつつ労働市場の強さを維持できる自信がある。
- 私たちはあらかじめ決められたコースを進んでいるわけではない。(インフレと景気後退の)※両面的なリスクに常にさらされているため、今後も政策調整を検討する際には、データを慎重に評価する。
金利見通し
次回11月度FOMCでの利下げ幅は、先週の0.50%から0.25%の予想が圧倒的に多くなりました。また、次回FOMCでの0.50%の利下げ確率は0%になりました。
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決算確認結果
今週は3社分の決算を確認しました。EPS(一株あたり利益)、売上高、ガイダンスの全てが市場予想を上回った企業はありませんでした。
特にナイキは直営店の売上高と通販の売上高の両方が下がっております。ちょっと切ないですね、、。
まとめ
- 雇用統計は凄く強い結果となりました。
- 次回のFOMCでの利下げ幅は0.25%が優勢となりました。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。