週報

2024/6/17週の米国株式市場の振返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

  • 小売売上高は、総合・コアともに市場予想を下回りました。また、両指標共に前月の実績が下方修正されました。これは、直近の決算発表を確認していたので想定の範囲内の結果であると考えます。
    • 小売業者やアパレルメーカーなどの決算コメントで「消費者の財布の紐が堅くなってきた」というコメントが散見されておりましたので。
  • 鉱工業生産指数と住宅着工件数が市場予想よりも高くなったのは意外でした。
    • 鉱工業生産指数は、前月の0.0から大きく上昇して0.9となっており、驚きました。当該上昇要因の1つとして、AIブームに乗っかった半導体関連事業の生産量が増加したが考えられます。
    • 住宅着工件数は、後述の通り消費者の需要が減退していないからだと考えます(小売売上高とは真逆の考察で矛盾しますが😅)。前月比とそこまで大きく変わらないのですし、建築許可数が前月から低下しておりますので、「バラツキの範囲内」と考えます。来月の結果を待ちたいと思います。
経済指標単位前月実績予想結果判定
小売売上高%0.0 → -0.20.30.1弱い
小売売上高(コア)%0.2 → -0.10.2-0.1弱い
鉱工業生産指数%0.00.30.9強い
住宅着工件数万件136.0 → 135.2127.7137.0強い
建築許可件数万件144.0145.0138.6弱い

2.フランス

6/9、フランスのマクロン大統領が国民議会を解散しました。この政治不安を起点として、投資家のリスク警戒感が高まり、欧州の金融市場が不安定になりました。

金利見通し

市場参加者は、次回の利下げは9月になるのでは?と考えているようです。

決算確認結果

1.概要

今週はKBホーム(KBH)のみ確認しました。結果的には良い決算であったと考えます。

KBホーム(KBH)
2024年第2四半期決算
EPS 予想1.80ドルに対して2.15ドル○
売上高 予想16.5ドルに対して17.1億ドル○
ガイダンスに関して具体的な数字の開示はありませんでした。
「住宅金利が上昇しているにもかかわらず、消費者の購買欲求が強い」との企業コメントがありました。これは、先の住宅着工件数強含んだ要因として考えられますね。

まとめ

  • 小売売上高は、総合・コアともに市場予想を下回った。実際、小売業者やアパレルメーカーなどの決算にて「消費者の財布の紐が堅くなってきた」というコメントあり。
  • 住宅着工件数は市場予想を上回った。これは、今週決算発表した住宅メーカー(KBH)のコメントでは「住宅金利が上昇しているにもかかわらず、消費者の購買意欲が高い」とのこと。
  • フランスの国民会議解散による政治不安が投資家のリスク警戒感を高め、欧州金市場が不安定になりました。
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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