ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。
相場環境の振り返り
1.経済指標
- 注目度の高い指標の発表はありませんでした。
- しかしながら、市場参加者は5/23の米国複合PMIの速報(予想51.1、結果54.4)を受けて落胆し、売り優勢の展開になりました。
2.パウエル議長講演
5/20にパウエル議長がワシントンのジョージタウン大学にて講演されました。こちらは、事前に録画した動画となっておりました。おそらく、パウエル議長がコロナ陽性にかかったためと推定します。
内容は、歴史的な?ものであり、株式相場に影響が出そうなコメントは見られませんでした。
3.FOMC議事要旨
気になった箇所を箇条書きします。
なお、具体的な利下げや利上げに関する議論はありませんでした。
- FOMC期間中に発表された経済指標は、インフレが以前の予想よりも持続しており、経済の回復力の強さを指摘した。
- 個人消費支出(PCE)は、過去1年間で大幅に鈍化したが、直近数ヵ月はわずかに上昇している。
- これに応じて、先物価格から導き出された政策金利予想は、年末までに0.25%の利下げが2回未満であることを示唆していた。
- FOMC期間中は金利上昇により、幅広い銘柄で株価が下落したが、総じて堅調だった最近の決算報告がある程度の支えとなった。
- 当然と言えば当然ですが、FRB関係者(おそらく偉い人ではなくスタッフの方々)も企業の決算を見ていますね。
- 複数の外国中央銀行がFRBより先に緩和政策を開始すると観測から、ドルが上昇した。全体として、利回りの上昇と株価の下落、さらにドル高により、この期間の財務状況は引き締まった。
4.今週のコラム
2023年 米国家計の経済的幸福度
金利見通し
米国複合PMIの速報から、5.50%への利上げが市場参加者の予想範囲に食い込んできました。
↓
決算確認結果
1.概要
- 今週は10社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは4社だけでした。
- 前々期の決算から「AI」という単語を頻繁に見かけるようになりましたね。現時点でAIを導入していない企業は、時代遅れ感が出てきていますね、、。
日付 | ティッカー | EPS※1 | 売上高※1 | ガイダンス※1 | 判定※2 |
5月20日 | PANW | ○ | ○ | ○ | ○ |
5月20日 | ZM | ○ | ○ | × | × |
5月21日 | AZO | ○ | × | ー | × |
5月21日 | M | ○ | × | × | × |
5月22日 | ADI | ○ | ○ | ○ | ○ |
5月22日 | TGT | × | ○ | × | × |
5月22日 | WSM | ○ | ○ | ○ | ○ |
5月22日 | NVDA | ○ | ○ | ○ | ○ |
5月22日 | SNOW | × | ○ | ー | × |
5月22日 | SQM | × | × | ー | × |
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外
2.気になった銘柄
決算発表前に注目していた銘柄
オートゾーン(AZO) 2024年第3四半期決算
アナログ・デバイセズ(ADI) 2024年第2四半期決算
ウイリアムソノマ(WSM) 2024年第1四半期決算
エヌビディア(NVDA) 2024年第1四半期決算
日本株(5/13週の銘柄です)
2024年5月13日週の日本株の決算結果
まとめ
- 市場参加者は5/23の米国複合PMIの速報(予想51.1、結果54.4)を受けて落胆し、売り優勢の展開となった。
- 5月度のFOMCの議事要旨から、具体的な利下げや利上げに関する議論は見られなかった。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。