週報

2024/5/13週の米国株式市場の振返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

  • 今週の経済指標は、鉱工業生産指数を除いた6項目が、市場予想と一致あるいは予想よりも弱い結果となりました。
  • 小売売上高(コア含む)と住宅着工件数、鉱工業生産指数の前月実績は、下方修正されました。
  • 以上の結果から、投資家はリスクが取りやすくなったのではないか、と考えます。
経済指標単位前月実績予想結果判定
消費者物価指数(CPI)%3.53.43.4予想と一致
コア消費者物価指数(CPI)%3.73.63.6予想と一致
小売売上高%0.7→0.60.40.0弱い
コア小売売上高%1.1→0.90.20.2予想と一致
住宅着工件数万件132.1→128.7142.0136.0弱い
建築許可件数万件145.8148.0144.0弱い
鉱工業生産指数%0.4→0.10.00.1強い

2.パウエル議長ディスカッション

5/14にパウエル議長とドイツ銀行の頭取が討論をしました。その中で、パウエル議長の気になったコメントを抜粋します。

  • 経済の見通しに大きな変化はない。忍耐強くインフレデータ(経済指標)を確認し、金融政策が効果を発揮するのを待つ必要がある。
  • 現状の金融政策は引き締め的である。我々が持っているデータに基づくと、次にとる措置が利上げになる可能性は低い。

金利見通し

先週から大きな変化はありませんでした。

決算確認結果

1.概要

  • 今週は7社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは2社だけでした。
日付ティッカーEPS※1売上高※1ガイダンス※1判定※2
5月14日HD×××
5月14日ONON××
5月14日DLO×××
5月15日MNDY
5月16日WMT××
5月16日AMAT
5月16日DOCS××
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

オンホールディング(ONON) 2024年第1四半期決算
ディー・ローカル(DLO) 2024年第1四半期決算
ウォルマート(WMT) 2024年第1四半期決算
アプライド・マテリアルズ(AMAT) 2024年第2四半期決算

日本株(5/6週の銘柄です)

2024年5月6日週の日本株の決算結果

まとめ

  • 経済指標は、概ね市場予想と一致あるいは市場予想よりも弱い結果となった。
  • パスエル議長のスタンスは変わらず、忍耐強く経済を注視し、金融政策が効果を発揮するのを待つ。なお、現時点で利上げは考えていない。
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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