週報

2024/4/8週の米国株式市場の振返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

  • 4/10に発表された消費者物価指数(コア含む)は、市場予想を上回る結果となりました。
  • インフレの下げ止まりを見せるような結果に対して、投資家は金利引き下げ時期が遠のいたと考えました(「金利見通し」項目を参照ください)。
  • ドル円は153円台に突入し、株式市場は全面安となりました。
経済指標単位前月実績予想結果判定
消費者物価指数%3.23.43.5強い
コア消費者物価指数%3.83.73.8強い

2.3月度FOMC議事要旨

なお、前回のFOMC時点では、株価が新高値を更新している好調期だったので、直近の相場環境とは少し状況が異なることにご留意ください。
個人的に気になったポイントを箇条書きにします。

  • 長期国債利回りの上昇の大部分は、①堅調な労働市場、②予想を上回る経済指標を反映している。
  • (これまで同様に)FOMCメンバーは、今年後半に実施するかもしれない金利引き下げに関して慎重なスタンスである。
  • 量的引締め(QT)のペースを遅らせることを検討する。
    • 流出ペースの具体的な減速案(いつ、どのように)は決定されなかった。

3.インフレに関して(個人的に勉強になったことです)

UBS(スイスの大手銀行)のデータによると、コアインフレ率の上昇の多くは住宅価格と自動車保険の価格上昇によるとのことです。なお、自動車保険は自動車価格の上昇による影響を受けたとの見方が強いです。

言われてみれば当たり前の事なんですけど、インフレについて考えてたときに思いつかなかったので😅

4.今週のコラム

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと①
→導入編(①個人投資家になるかならないか、②私が初めて大負けした体験談)

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと②
→株で負けている人の定義

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと③
→株で負けないための4つのこと【1つめ 売買ルールを明確にしよう】

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと④
→株で負けないための4つのこと【2つめ 時間軸を明確にしよう】

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと⑤
→【3つめ 適正なポジション(= リスク)を取る】

19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと⑥
→株で負けないための4つのこと【4つめ 安定したメンタルを保つ】

金利見通し

今週の消費者物価指数の結果を受けて、6月の利下げ予想が大幅に低下しました(50.8 → 26.9%)。

決算確認結果

1.概要

  • 今週は6社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは5社でした。
  • 金融銘柄はすべて良い決算でした。
日付ティッカーEPS※1売上高※1ガイダンス※1判定※2
4月10日DAL
4月11日FAST×××
4月12日BLK
4月12日C
4月12日JPM
4月12日WFC
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

デルタ・エアラインズ(DAL) 2024年第1四半期決算
ファステナル(FAST) 2024年第1四半期決算
JPモルガン・チェース(JPM) 2024年第1四半期決算

まとめ

  • 消費者物価指数が市場予想を上回り、インフレが下げ止まりを見せた。
  • 米国10年債利回り上昇し(4.422 → 4.517%)、株価は全面安となった(S&P500;5206 → 5123ドル)。
  • FOMC議事要旨は、特記事項「特になし」です。
    • 前回のFOMCが開催されたのは3週間前のことであり、現在と環境が異なるためです。
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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