horiki
ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。
相場環境の振り返り
1.経済指標
- ISM製造業景況指数は、かなり強い数字が発表されました(予想;48.5、結果;50.3)。
- 逆に、ISM非製造業景況指数は市場予想を下回りました(予想;52.8、結果;51.4)。
- 雇用統計は強めな結果となりました。
- 非農業部門雇用者数と失業率は、市場予想よりも強い結果が発表されました。これは、これだけの高金利環境下においても米国経済が折れないことを示しております。
- 雇用者数は30.3万人であり、直近の1年平均23.1万人を大きく上回りました。直近1年平均に対して、医療分野、政府機関、建設業、レジャー関連の増加が目立ちました。
- 失業率は、昨年8月から今回までの間、3.7~3.9%の狭いレンジの中で安定しております。
- 平均時給は市場予想と一致しておりました。
経済指標 | 単位 | 前月実績 | 予想 | 結果 | 判定 |
---|
ISM製造業景況指数 | ー | 47.8 | 48.5 | 50.3 | 強い |
ISM非製造業景況指数 | ー | 52.6 | 52.8 | 51.4 | 弱い |
非農業部門雇用者数 | 万人 | 27.5→ 2 7.0 | 21.2 | 30.3 | 強い |
失業率 | % | 3.9 | 3.9 | 3.8 | 強い |
労働率 | % | 62.5 | ー | 62.7 | ー |
平均時給増加量 | ¢ | 5 | ー | 12 | ー |
平均時給(前年同月比) | % | 4.3 | 4.1 | 4.1 | 予想と一致 |
2.株安
今週は以下のような材料で株安となりましたね。
- 利益確定売りの継続。特に米国民は、確定申告の時期なので米国株は安くなり安い時期です。
- 中東情勢の緊迫化による原油高(原油高によるインフレの継続を嫌気)。
3.パウエル議長スピーチ
スタンフォード大学でスピーチされました。
気になった点を箇条書きにします。
- 労働供給の増加の要因の一つとして、移民の流入ペースの早さがあげられる。
- 最近のデータは「労働市場やインフレ率が乱高下しながら2%に向けて低下する」という全体像を大きく変えるものではありません。
4.今週のコラム
今週は以下のような記事を作成しました。
自分自身の失敗談から、負ける人の特徴を纏めた記事を連載中です。
金利見通し
- 次回(5月)FOMCの金利水準について、先週同様に市場参加者の多くは現状維持(5.25~5.50%)であると予想しております(95.8 → 95.2%)。
- 6月の利下げ確率は、強い経済指標やFRB高官のコメントを受け、約10%低下しました(61.0 → 50.8%)。
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決算確認結果
1.概要
- 今週は1社分だけ決算を確認しました。以下の「決算発表前に注目していた銘柄」項をご参照下さい。
- 来週後半から2024年第1四半期決算が発表されます。前回の決算では、弱気なガイダンスを発表する企業が多かったので、どうなるのか楽しみですね(興味が尽きないという意味です。波乱を期待しているわけではございません😅)。
2.気になった銘柄
決算発表前に注目していた銘柄
リーバイストラウス(LEVI) 2024年第1四半期決算
まとめ
- 今週発表された経済指標は、概ね強い結果となった。
- 米国民が確定申告に備えて現金比率を増やしていること、中東情勢の緊張の高まりを受けて株安となった。
- 6月のFOMCでの利下げ確率は約10%低下した。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。