週報

2024/3/25週の米国株式市場の振返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

PCE物価(個人消費支出)は、市場予想と一致ました。
なお、前月の実績は+0.1%の上方修正がなされました。

まぁ、様子見ですね。

経済指標単位前月実績予想結果判定
PCE物価(個人消費支出)%2.42.52.5予想と一致
コアPCE物価(個人消費支出)%2.8 → 2.92.82.8予想と一致

2.供給不安再燃?

以前から発生している、①パナマ運河の干ばつ、②紅海の海賊行為に加えて、今週アメリカ東部のメリーランド州のボルチモアで橋が崩壊しました。
貿易船が立ち往生することによる、供給不安が起きると、米国の生産性の低下やインフレ再燃の懸念材料になると考えます。

3.今週のコラム

今週は以下のような記事を作成しました。
両記事とも、スイングトレードに取り組んでいる個人投資家のためになると考えます。

金利見通し

次回(5月)FOMCの金利水準について、先週同様に市場参加者の多くは現状維持(5.25~5.50%)であると予想しております(87.7 → 95.8%)。

決算確認結果

1.概要

  • 今週は5社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは1社だけでした。
日付ティッカーEPS※1売上高※1ガイダンス※1判定※2
3月26日NCNO×××
3月27日CCL×××
3月27日RH×××
3月28日WBA
3月28日OXM××××
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

エヌシーノ(NCNO) 2023年第4四半期決算
(RH) 2023年第4四半期決算
オックスフォード・インダストリーズ(OXM) 2023年第4四半期決算

カーニバル・クルーズ(CCL) 2024年第1四半期決算

  • EPS 予想-0.18ドルに対し-0.14ドル○
  • 売上高 予想54.3億ドルに対し54.1億ドル×
    • 売上高成長率 前年同期比+22.0%
  • ガイダンス
    • 第2四半期EPS 予想-0.02ドルに対し結果-0.03ドル×
    • 通年EPS 予想0.99ドルに対し0.98ドル×

ボルチモアの橋(フランシス・スコット・キー・ブリッジ)の崩壊による影響は、2024年通期の調整後EBITDAと調整後純利益の両方に対して、最大1,000万ドルの影響があるとのことです。
該社の決算内容で一番大事な「予約」は好調です(主要項目のEPS、売上高、ガイダンスはそこまで重視されません)。直近3年間で2番目に高い結果となりました(下図)。

まとめ

  • PCE物価は市場予想通りの結果でした。
  • ①パナマ運河の干ばつ、②紅海の海賊行為、アメリカ東部のボルチモアの橋崩壊による「供給不安」の可能性が出てきました。確率はまだまだ低いと考えますが、万が一供給不安が起きると、米国の生産性の低下やインフレ再燃の懸念材料になると考えます。
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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