2024/3/4週の米国株式市場の振り返り

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

• ISM非製造業景況指数は、先週発表されたISM製造業景況指数同様に市場予想を下回った。
• 非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回った(株価にとって悪材料)。
  失業率と平均時給は市場予想を下回った(株価にとって好材料)。
  • 雇用の増加は、医療(+9.1万人)、政府機関(+5.2万人)、飲食店(+4.2万人)などであった。
  • 失業者数は33.4万人増加し、650万人となった。

2.パウエル議長スピーチ

3/6にパウエル議長が半期の金融政策報告書を発表しました。
想定通りの内容でしたね。要点は以下2点です。

• FRBは年内のある時点での利下げが適切であると予想している。
• しかし、利下げは急がず、インフレが持続的に減速していることをしっかり確認したい。

金利見通し

今週も、AI関連銘柄の高騰、(かと思いきや)アップル、グーグルの不調、市場予想を上回る雇用統計など、様々なことが起きた。
これらの要素が組み合わさり、結果として3/20のFOMCでの金利予想は、先週の予想からほとんど変化しませんでした(3月度の現状維持；96.0 → 97.0%)。

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決算確認結果

1.概要

• 今週は15社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは5社でした。
• (ほりきの監視リストの銘柄の中では)良い決算を出した企業の割合は、先週と同じく33%でした。

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

ギットラボ(GTLB)　2023年第4四半期決算
クラウドストライク(CRWD)　2023年第4四半期決算
シエナ(CIEN)　2024年第1四半期決算
サムサラ(IOT)　2023年第4四半期決算

ソア・インダストリーズ(THO)

• 第2四半期決算
• EPS　予想0.67ドルに対し0.13ドル×
• 売上高　予想22.7億ドルに対し22.1億ドル×
  • 前年同期比-5.9%
• ガイダンス
  • 2024年通年EPS　予想6.69ドルに対し5.00～5.50ドル×
  • 2024年通年売上高　予想106.5億ドルに対し100～105億ドル×
• 該社はレクリエーションに使用する車(RV社)を製造しておりますが、金利上昇の影響がジワジワと経営を圧迫しており、悪い決算となっています。
  • 金利上昇に伴う資金調達コストの上昇により、支払い利息を慎重に管理する必要があるため、在庫数を制限することに重点を置いているようです。

まとめ

• 2月の雇用統計は強めの結果となった。一方で、失業率と平均時給は地味にだか確実に弱まってきている。
• 3/20のFOMCでは、金利維持を予想している市場参加者が大半であった。

ほりき

サラリーマン株式投資家

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愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。