週報

2024/2/12週の米国株式市場の振り返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

  • 消費者物価指数は、市場予想を上回りました。この結果を受け、10年債金利は上昇し(ほりきメモ;4.188 → 4.311%)、株価は下落しました。
    • 前月に引き続きガソリン代は減少傾向にありますが、食料品や家賃、医療サービスは上がり続けています。
    • 最近の株高や新NISAなどの投資熱に煽られて投資を始めたばかりの方々にとっては、意味もわからないまま急激に下げたのでビックリしたかもしれませんね😅
  • 小売売上高や鉱工業生産指数、住宅着工数は市場予想を下回りました。
    • が、(ほりきの感性では)バラツキの大きい指標であり、安心しない方が良いと考えます。
経済指標単位前月実績予想結果判定
消費者物価指数(CPI)%3.42.93.1強い
コア消費者物価指数(CPI)%3.93.73.9強い
小売売上高%0.6 → 0.4-0.2-0.8弱い
コア小売売上高%0.40.2-0.6弱い
鉱工業生産指数%0.10.2-0.1弱い
住宅着工件数万件146.0 → 156.2145133.1弱い

2.その他

株高継続

  • 先週に引き続き、株価は上昇しておりますね。これはAIを中心にしたハイテク・半導体銘柄が引っ張っていると考えます。
    • 日経平均株価は1989年12月につけた史上最高値(3万8915円87銭)にあと50円というところまで肉薄しました。
      • S&P500は最高値を更新しました。
  • 長期投資の人の中には、大きく下げる前に利確したい!!って思っている方もいるのではないでしょうか?
  • 長期投資は数十年単位ですから、目先の上がった下がったってどうでも良くないですかね?時間軸をぶらさない方が良いと思います。

ナイキ(NKE)がリストラ発表

  • ナイキが1400人程度のリストラを発表しました。対象となるのは販売員ではないそうです。
    • ほりきは「ビッグデータを食わせたAIを活用して、市場分析する人(マーケターですかね?)を削減するのかな?」と考えます。

金利見通し

消費者物価指数や好調すぎる株高の影響もあり、3月度のFOMCに加えて、5月度のFOMCも金利据え置きの確率が先週から更に上がりました(5月度;39.3 → 61.6%)。

決算確認結果

1.概要

  • 今週は23社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは13社でした。
  • 2/15に決算発表予定であったハイアット・ホテルズ(H)は、延期するとのことです。
日付ティッカーEPS※1売上高※1ガイダンス※1判定※2
2月12日MNDY
2月12日CDNS××
2月12日ZI
2月13日DDOG××
2月13日GFS××
2月13日KO
2月13日MAR×××
2月13日SHOP
2月13日ABNB
2月13日LYFT
2月13日UPST××
2月13日ZG
2月14日ALB
2月14日APP
2月14日FSLY×××
2月14日OXY
2月14日TWLO
2月15日H延期
2月15日SHAK××
2月15日YETI××××
2月15日AMAT
2月15日DASH××
2月15日ROKU
2月15日TTD××
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

データドッグ(DDOG) 2023年第4四半期決算
エアビーアンドビー(ABNB) 2023年第4四半期決算
イェティ(YETI) 2023年第4四半期決算
アプライド・マテリアルズ(AMAT) 2024年第1四半期決算

AIに関して何かしら開発・活用を発表した企業がとにかく多い

マンデー・ドットコム(MNDY)

MondayAIによる顧客のワークフロー(チャットやメールなどの事務作業がメイン)の効率化をさらに強化する

ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)
  • 電力解析・熱解析のためのAIを導入し、AIポートフォリオがさらに拡大。
  • NVIDIA、Arm、Interlとの長期コラボレーションを拡大中。
  • ガイダンスが悪く、株価は決算発表後-6%近く下落。
ズームインフォ(ZI)

Zoominfo Copilot(統合された企業の市場投入データ(CRMデータやZoomInfoのデータなど)の中から不要な情報を除去するAI)を導入し、さらなる顧客満足を高める。

データドッグ(DDOG)

Vertex AI(グーグルのAI)のパートナーの1つとなった。

アプラビン(APP)

広告エンジンをAIで強化したことにより、パフォーマンスが向上(広告主の支出が増加)した。

まとめ

  • 消費者物価指数が市場予想を上回り、一時的に株価が下落した。
  • 引き続き、AIを中心にしたハイテク・半導体銘柄に投資家の関心が集中しており、S&P500は過去最高値を更新。
  • 好調すぎる消費者物価指数や株高の影響を受け、3月度のFOMCに加えて、5月度のFOMCも金利据え置きの確率が先週から更に上昇した。
  • 決算では、「AI」というキーワードを使用する企業が増えてきており、また、そういった銘柄は決算発表後に株価が上昇する確率が高いように感じる。
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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