horiki
ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。
相場環境の振り返り
1.経済指標
- ISM非製造業景況指数は市場予想52.0に対し53.4であり、強かった。
- 輸送コストの上昇や商品・サービス価格の上昇によって、当該指標の数値が上昇したようです。
経済指標 | 単位 | 前月実績 | 予想 | 結果 | 判定 |
---|
ISM非製造業景況指数 | ー | 50.6 | 52.0 | 53.4 | 強い |
2.その他
加速するリストラ
当方が調査した範囲では以下の通りリストラは続いております。
- ドキュサイン(DOCU)が従業員の6%(約440人)の解雇を発表。
- マクドナルド(MCD)も従業員の4%のリストラを発表。
株高継続!!
- AIブームに牽引されて、S&P500が5000を超えた。
- 日本株には、海外組が更に乗り込み、34年ぶりに3万7000円を超えた。
- インデックス投資をされている方はかなり利益が出ているのではないでしょうか?
- 逆に、欲に目がくらんでチャートだけを手がかりにトレードされている方は、自分が持っている銘柄だけ続落していたり、空売りしたポジションが高騰したりしてアタフタしているかもしれません。
- ほりきは、皆が盛り上がっているときに一人だけショボンとした経験が数え切れないくらいあります😭大丈夫!冷静に振り返り、学び、次に活かしましょう!
- 新Nisaや株高のニュースを聞きつけて株式投資を始めた方は特にご注意ください。
金利見通し
好調すぎる株高の影響もあり、3月度のFOMCは金利据え置きの確率が先週から更に上がりました(62.0 → 84.0%)。
↓
決算確認結果
1.概要
- 今週は27社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは7社だけでした。
- ガイダンスを発表した企業の73%が市場予想をミスしており(ガイダンスを発表した22社のうち16社がガイダンスをミスした)、多くの企業は今後消費が落ち込むことを懸念していると考えます。
- 良い決算を出した企業は、市場から賞賛されているものが多いです。この流れに乗るか、様子を見るのかは個人の判断に委ねられると考えます。
日付 | ティッカー | EPS※1 | 売上高※1 | ガイダンス※1 | 判定※2 |
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2月5日 | MCD | ○ | × | ー | × |
2月5日 | CHGG | ○ | ○ | × | × |
2月5日 | PLTR | ○ | ○ | × | × |
2月5日 | VRTX | ○ | ○ | ○ | ○ |
2月6日 | CNC | ○ | ○ | × | × |
2月6日 | LIN | ○ | ○ | × | × |
2月6日 | SPOT | × | × | × | × |
2月6日 | CMG | ○ | ○ | ー | ○ |
2月6日 | CRUS | ○ | ○ | × | × |
2月6日 | ENPH | × | × | × | × |
2月6日 | GILD | × | ○ | × | × |
2月6日 | SNAP | ○ | × | ○ | × |
2月6日 | SONO | ○ | ○ | ○ | ○ |
2月7日 | HLT | ○ | ○ | × | × |
2月7日 | RBLX | ○ | × | ー | × |
2月7日 | UBER | ○ | ○ | ー | ○ |
2月7日 | APPS | × | × | × | × |
2月7日 | DIS | ○ | ○ | ○ | ○ |
2月7日 | PYPL | ○ | ○ | × | × |
2月8日 | HSY | ○ | × | × | × |
2月8日 | K | ○ | ○ | × | × |
2月8日 | TPR | ○ | ○ | × | × |
2月8日 | AFRM | ○ | ○ | ○ | ○ |
2月8日 | DOCS | ○ | ○ | × | × |
2月8日 | PINS | ○ | × | × | × |
2月8日 | TEX | ○ | ○ | ー | ○ |
2月9日 | PEP | ○ | × | ○ | × |
※1;〇市場予想を上回った場合、×市場予想を下回った場合、ー未公開のため判定できず
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいて市場予想を上回った場合、×;〇以外
2.気になった銘柄
決算発表前に注目していた銘柄
マクドナルド(MCD) 2023年第4四半期決算
ヴァーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX) 2023年第4四半期決算
ウーバー(UBER) 2023年第4四半期決算
ウォルト・ディズニー(DIS) 2024年第1四半期決算
ペプシコ(PEP) 2023年第4四半期決算
パランティア(PLTR)
- 第4四半期決算
- EPS 予想0.07ドルに対し0.08ドル○
- 売上高 予想6.02億ドルに対し6.08億ドル○
- ガイダンス
- 第1四半期売上高 予想6.17億ドルに対し6.12~6.16億ドル×
- 2024年通年売上高 予想26.6億ドルに対し26.52~26.68億ドル○
- 決算はガイダンス(来期の売上高)をミスしており、「良い」とは言えない。
- 市場参加者は決算カンファレンスコールでの「AI(資料ではAIP(=AI Platformのこと)と記載されています)の需要急増」のコメントに沸いております。決算発表後に株価が19%上昇。更に翌日には30.8%も高騰しました。
- 余裕資金の一部(ほりきは”無くなっても良いと考える資金の7分の1程度”に設定)であれば、この流れに乗るのも「有り」だと考えます。
- しかし、個別株投資はギャンブル的要素が少なからず含まれております。目先の株価の乱高下で一喜一憂するのであれば辞めた方が良いと思います。ほりきは儲かっても大損こいても何も感じなくなりました😓
まとめ
- 今週も経済指標(ISM非製造業景況指数)の結果は強かった。
- 米国企業のリストラは続いている(来週以降の決算やニュースも継続して確認します)。
- AIブームで株高継続。S&P500や日経平均は相当な水準まで高騰!
- 継続して堅調な米国経済の強さや株高を折り込み、3月度FOMCの金利操作は、現状維持の可能性が優勢となった。
- 今週、決算発表した銘柄の7割以上が決算ミスしていた。なかでもガイダンスをミスする会社の割合が73%と多かった。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。