週報

2024/1/15週の米国株式市場の振り返り

horiki

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

  • 今週の主な経済指標3点(小売売上高、小売売上高コア、鉱工業生産指数)のいずれも市場予想を上回った。
  • 小売売上高はバラツキの多い指標であり、直近の①消費者の金利低下への期待、②費者の懐の冷え込みの前兆(後述します)が見られるため、様子見としたい。
前月実績予想結果判定
小売売上高0.30.40.6強い
小売売上高(コア)0.20.20.4強い
鉱工業生産指数0.0
(改訂前0.2)
0.00.1強い

2.今後、消費者の懐が寒くなる?

A.大前提

これまでの雇用統計(鉱工業生産指数の悪化)や金利(10年債利回りと2年債利回りが逆転)などから、2022年7月には景気後退の前兆が出てます

B.FRB情報

1/17付けのFRBのベージュブックにて、各拠点から企業による採用の厳選や賃金上昇圧力の緩和など、労働市場の冷え込みの兆候を1つ以上挙げていることが判明した。

C.労働者の解雇

今週、グーグル(GGOG)が1000人、メーシーズ(M)が2300人解雇することを発表した。
以上のことから、消費者の懐は少なからず冷え込むと考える。

3.混沌とした航空業界

  • インド空港がボーイング737MAXを150機発注。
  • ボーイング747(ジャンボ旅客機。現在は生産終了しており、自己した機体は貨物機として使用されていた)のエンジン部から発火し、緊急着陸した。
  • ジェットブルー航空とスピリット航空は、合併案を阻止する裁判官の判決を不服として控訴した。
  • エアバスは漁夫の利を得るか?

金利見通し

  • 2024年1月20日、午後6時時点での金利見通しは下表の通り、次回FOMC(1月31日予定)は金利維持の予想が大半(97.9%)です。
  • 次々回3月のFOMCについて、先週は0.25%の利下げを予想する市場参加者が76.9%でしたが、今週は46.2%に下がり、現状維持の考えを持つ参加者が増加しました。
  • これは、これまで利下げを早とちりしていた市場参加者が、直近の経済指標などの結果を受け止め、冷静になったからではないか、と考えます。

決算確認結果

1.概要

今週は4社分の決算を確認しました。
コンセンサス予想を上回ったのは、社中3でした。

日付ティッカーEPS※1売上高※1ガイダンス※1判定※2
1月16日GS
1月16日MS××
1月18日FAST
1月18日TSM

※1;〇コンセンサス予想を上回った場合、×コンセンサス予想を下回った場合、ー未公開
※2;〇EPS、売上高、ガイダンス全てにおいてコンセンサス予想を上回った場合、×;〇以外

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

ここに決算結果を纏めてます↓買いたかったな~。
台湾セミコンダクター(TSM) 2023年第4四半期決算
ゴールドマンサックス(GS) 2023年第4四半期決算

まとめ

  • ①消費者の金利低下への期待、②消費者の懐の冷え込みの前兆が見られる。
  • 航空業界はボーイング関係の会社は混沌としており、エアバス社が漁夫の利を得る?ただし、ボーイングは150機の受注を含む良いニュースもある。
  • 台湾セミコンダクターは決算良好!
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ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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