決算確認結果

テスラ(TSLA) 2023年第4四半期決算

horiki

テスラ(ティッカーシンボル;TSLA)が2023年第4四半期決算を発表しました。

主要項目

  • EPS  予想0.74ドルに対し0.71ドル×
  • 売上高 予想256.2億ドルに対し251.7億ドル×
    • 前年同期比+3.5%
  • ガイダンスに関して具体的な数字の開示はありませんでした。

その他の項目

  • 納車台数 48.5万台、前年同期は40.5万台、前期は43.5万台
  • 自動車売上高 206.3億ドル、前年同期は202.4億ドル、前期は185.8億ドル
  • 営業利益 20.6億ドル、前年同期は39.0億ドル、前期は17.6億ドル
  • 粗利益 44.4億ドル、前年同期は57.8億ドル、前期は41.8億ドル
  • 純利益 79.3億ドル、前年同期は36.9億ドル、前期は18.5億ドル
  • 修正EBITDA 39.5億ドル 前年同期は54.0億ドル、前期は46.5億ドル
  • 修正EBITDAマージン 15.7%、前年同期は22.2%、前期は18.7%
  • スーパーチャージャー稼働台数 5952台、前年同期は4678台、前期は5595台

企業コメント

  • 2023年、モデル Y は世界で120万台以上売れた。
  • 製造・販売コストの削減による純利益増加。
  • ギガファクトリー・テキサスでサイバートラックの生産を開始。

決算発表後の株価(引け後 yahoo finance USAより抜粋)

考察

  • 決算内容は良くなかったと感じる。前々回までの決算は良かったのですが、前回の決算をミスしてから、立て続けにミスをしております。
  • これはアナリストが予想する以上に電気自動車の売れ行きが良くないのかもしれませんね。特に電気自動車はガソリン車と違って、電気ステーションの数が少ないですし、充電にも時間がかかります。しかも電気自動車は航続距離がガソリン車よりも短いです。
    • これを「煩わしい!」と感じた電気自動車オーナーが、次回の乗り換え候補から電気自動車を落とすのかもしれません。あるいは、口コミで維持の煩わしさを敬遠した消費者が、「電気ステーションが増えたら買おう」「航続距離がもっと伸びる技術が開発されてから買おう」などと考え、購入をためらっているのかもしれません。
  • 一方、純利益の漠増など細かな企業努力は伝わってきました(上から目線ですみません)。投資家にとってはイライラする展開が続くかもしれないですが、テスラで働いている一人一人の従業員の努力を見守っていくほかないと思います。
  • 迫り来る中国企業(BYDやNIOなど)やその他メーカー(トヨタ、GM、ダイムラーなど)に対して、どのようにリードし続けるのか、さらなる技術開発に期待したいです。
    • 特にGMの電気自動車に対する力の要れ具合はすさまじく、アメリカで人気のSUV車の電気自動車を複数車種投入するほか、スポーツタイプ(オープンカー)の電気自動車も開発されています。
horiki
ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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