決算確認結果

マイクロン・テクノロジー(MU) 2024年第3四半期決算

horiki

マイクロン・テクノロジー(MU)が2024年第3四半期決算を発表しました。

主要項目

  • EPS 予想0.51ドルに対し0.62ドル○
  • 売上高 予想66.7億ドルに対し68.1億ドル○
    • 前年同期比+81.5%
  • ガイダンス
    • 第4四半期EPS 予想1.05ドルに対し1.00~1.16ドル○
    • 第4四半期売上高 予想76.0億ドルに対し74.0~78.0億ドル○

その他の項目

  • 修正粗利益 19.2億ドル、前年同期は-6.03億ドル、前期は11.6億ドル
  • 修正粗利益率 28.1%、前年同期は-16.1%、前期は20.0%
  • 修正営業利益 9.41億ドル、前年同期は-14.7億ドル、前期は2.01億ドル
  • 修正営業利益マージン 13.8%、前年同期は-39.2%、前期は3.5%
  • フリーキャッシュフロー 4.25万ドル、前年同期は-13.6億ドル、前期は2900万ドル

企業コメント

  • データセンターは、AI需要の急速な増加により、売上高が前四半期比+50%以上増加し、過去最高益を記録した。
  • 当社は高帯域幅メモリ(HBM;High Bandwidth Memory。非常に高い帯域幅=データ転送速度を持つ比較的安価な半導体)や大容量DIMM、データセンターSSDなどの高利益率製品でシェアを伸ばしている。また、AI製品の需要が大きいため大幅な値上げを実施した。
  • 今後、ますますAI主導の販売機会が拡大することを嬉しく思っており、2025年度には大幅な売上高記録を達成できると考えている。
  • 配当金は0.115ドル/株。これは、2024年7月8日の引け後時点で株主名簿に登録されている株主に対し、7月23日に支払われる。

決算発表後の株価(引け後 yahooo finance USAより抜粋)

考察

  • 決算はコンセンサス予想を上回っており、また、売上高成長率は85%も増加していることから非常に良い決算だと思います。ただし、株価は下がってますね。ほりきには、なぜ下げたのかわかりませんでした。
  • マイクロン社の強気に値上げして利益率を上げる姿勢は素晴らしいですね。消費者にとっては全く嬉しいことではありませんが、ビジネスの勉強になります。
  • プレゼン資料を読んでいると、「PCとスマートフォンは、今年度は価格が上昇し続けると予想している」との文言があり、クラッとしました。
    • 私事ですが、今年は自己投資として、思い切ってiphone15Pro、ipadPro、MacbookProを買おうと思っていたので😅しかし、今年ついに念願の一人暮らしが出来ることに見通しを得たので、まずは、時短家電に投資すべきですかね!
  • 今後、AI学習用のデータが短期間で膨大に増えると予想します。そのため、半導体への投資タイミングやスペック比較、費用の妥当性に明るい技術者がいない会社は、どんどん時代に取り残されるのではないか、と考えます。
  • 2年後、3年後の未来を考えたとき、AIを実際に使用または開発する技術者(ほりきもそのひとり)に「AI学習には、この程度のスペックで十分。これ以上の投資はマニアの領域」などと思われたら、半導体の売上高はそこを天井にして、右肩下がりになると思います。よって、半導体メーカーであっても、エヌビディアのように最終消費者を飽きさせない、あるいはロボットな別の用途を開発する必要があると考えます。
horiki
ほりき
ほりき
サラリーマン株式投資家
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。
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