歴史的な円安局面で為替差益を得る
歴史的な円安水準
今、1ドル158円をつけており、歴史的な円安水準となっております。
これは、過去10年間で経験したことのない数字です。
なんか閃いた
「この状況で何か実験できないかな~?」と考えていたところ(暇人かw)、今のうちに米国株の一部を売却し、それで得たドル資金を円に換算することで、為替差益を得られるかも!と思いつきました。
そこで今回は、思いつき通りに利益が得られるのかどうか、考えてみたいと思います。
簡単に計算してみる
ここでは、以下の通りに前提条件を設定して計算をしてみます。
前提条件
- 円 → ドルに換金したときの為替レート;135円
- 株式購入時の価格、株式売却時の価格;共に100ドル
- 取引株数;100株
- ドル→円に換算するときの為替レート;158円
計算結果
購入額
100ドル × 100株 = 10000ドル = 1350000円
売却額
100ドル × 100株 = 10000ドル = 1580000円
差益
1580000円 – 1350000円 = 230000円
つまり、23万円※儲けることができますね。
※税金や株式取引手数料、通貨交換手数料は考慮しておりません
どういうポジションに使えそうか?
パターン①塩漬け株の売却
塩漬け銘柄を保有している方は、株価が購入した金額までの戻る可能性が見込めないからこそ、放置していると思います。この放置している銘柄を、この機会に売却して、為替差益で損失を軽減するのも1つの手だと思います。
まぁ、ほりきは塩漬けしないので、関係ありませんが、、。
パターン②短期取引銘柄の売却
上述の簡単な計算結果から、短期で取引している銘柄をサクッと売って、ドル資金を円に交換すれば短期で儲けることができますね。
今度のドル円の動きは、米国経済指標や日銀の対応次第ですので(未来がどうなるのかは誰にもわかりませんので)、もちろん余裕資金でドルを円に交換されるのが良いと考えます。
まぁ、余裕を資金を持っていても無理にやる必要はありませんけどね。
こういう半端な取引に手を出すとき、だいたい損しますから😓
パターン③長期積み立て用のポジションを売却
これは完全に悪手ですね😅
確かに、目先の株高でかなりの利益が発生しており、ドル → 円の交換で更に利益が上乗せされます。
ですが、じゃぶじゃぶに溢れた円資産をどのように運用するのでしょうか?
パターン②で述べた通り、為替レートが今後どうなるのかは誰にもわからないです。事実を基に考えるなら、米国の経済はいつになく堅調であり、「いつになれば利下げするんだ?」状態です。
すでに投資先を見つけているのなら良いと思います。また、いつでも投資できるように現金をたくさん持っておくことも大事だと思います。でも、長期間お金を遊ばせておくのはもったいない気がします。まぁ、短期(短気)は損気ですね。
まとめ
- 歴史的な円安局面の今、米国株を一部売却して得たドル資金を円に換算することで、より多くの利益を得ることができる。
- 為替差益で損失を軽減できるため、塩漬け株を処分するのも1つの手。
- 短期取引で”うまく立ち回ることができれば”儲けられそう。でも、半端な取引はだいたい損します。
- 長期運用中の積立資金を切り崩すような愚行はしないこと!