19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと⑤
今回は、私が経験してわかった「株式投資で負けないための4つのこと」のうち3つ目めを紹介します。
関連記事は以下の通りです。
19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと①
→導入編(①個人投資家になるかならないか、②私が初めて大負けした体験談)
19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと②
→株で負けている人の定義
19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと③
→株で負けないための4つのこと【1つめ 売買ルールを明確にしよう】
19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと④
→株で負けないための4つのこと【2つめ 時間軸を明確にしよう】
株で負けないための4つのこと(3つめ)
適正なポジション(= リスク)を取る
これまでの連載で私が紹介してきたように、株の世界は、失敗から学び、気づきを得ることで勝率を上げることができます。よって、コイン投げ(表か裏か)のように勝率が固定されている事象とは異なります。
そのため、なくなっても良いお金で練習するか、イメトレで模擬的に売買して勝率を高めてから、本格的に始めた方が良いと思います(急がば回れですね😊)。
だからこそ、最初はETF(ティッカーシンボル;VT、VTI、SPYなど)を少しだけ買って、1~3年かけて値動きに慣れることから始めた方が良いと考えます。
「資産運用はNisaだけ」でも良いと思います。その分、自分に投資できますから😸
下手に結果を急いだがために、自分に合ったやり方を知ることすら出来ずに退場する人があまりにも多いです。
よく見かける負けパターン
以下に株で負ける人(リスク100%な人、かなりリスキーな人)の売買を示します。
初速からMAXスピード(某漫画の主人公の師匠の技)
- これまで利用したことがない証券会社で、新たに株やFX、信用取引などの口座を開きます。
- 口座を開くと、1日あたり振り込み限度額を解除して大急ぎで入金します。
- 入金したお金のほぼ全てを1つの銘柄に成り行き注文で突っ込みます。
- この段階でようやく冷静さを取り戻します。
- 買いタイミングを丁寧に確認し、株数の調整をします(大体損します)。
新しく口座を開いた時は「これ、何かの病気なのかな?」と思うくらい、毎回やらかします💦
学習しろや💢
ポジションが大きすぎる
1回あたりの売買に充てる資産の比率が大きいと、その分余計な心配や不安が頭をよぎり、冷静なトレードができなくなります。
これは、長期投資のつもりで買ったはずのETFの株価が上がるとすぐに売って利確したくなったり、逆に株価が下がり始めたらビビって売りたくなった、という経験をした方もいるのではないでしょうか?
自分のキャパを超えた資金(少しの乱高下でも自分の感情をコントロールできず冷静な判断をできないレベルの資金)を投入する行為は、再起不能になる確率が一番高いと思います。
ほりきならどうするか?
例えば、ETF(ティッカーシンボル;VTIや、QQQ、SPYなど)に投資できる資金が100万円あるとします。
これを、一度に100万円投資するのではなく、毎月1日あるいは15日などの決まった日に10万円ずつ投資します。そうすれば、評価損益が非常に小さい値から始まりますので、毎月決まった日に少しずつ変動する値を目に入れてあげれば、10ヵ月経った時点で(100万円使い切った時点で)脳が慣れています。
実際、(Nisaとは別枠で)このような積み立てをしており、直近の株高の影響で相当な含み益が出ておりますが、なんかどうでも良くなっていますw。
更に、各証券会社が定めた“手数料無料”の枠内に抑えるのがお勧めです。これを励行することで、実質手数料無料(余計な費用を払わずに)積み立て投資できます。