19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと②
今回は「株で負けている人の定義」です。
読んでいるうちに少し心が痛くなるかもしれませんが、株の世界も他の職業と同様に、何の苦労もなくお金を稼げるほど甘い世界ではありません。なお、私は今回紹介する「負け」を全てを経験しましたw
人に聞いた話ではなく、自分で経験したことだからこそ、記事にしているわけです。
本記事では、株で負けている人(現在進行形|株式投資を継続している人)を定義します。株で負けた人(過去形|株式投資を辞めた人)は含んでおりません。
前回の記事はこちらになります。
19年間続けてわかった 株式投資で負けないための4つのこと①
株で負けている人の定義①
ずばり、年間の投資成績がマイナスの人です。
ただし、Nisaやideco、あるいは個人で積み立てているETFや配当・株主優待狙いのような、長期投資を前提とした銘柄の評価損益は対象外です。
株で負けている人の定義②
2つめは、塩漬け銘柄を1年以上保有している人です。
(1.項同様に、長期投資を前提とした銘柄の損益は対象外です)。
株で負けている人の定義③
3つめは、投資の時間軸がぶれる人です。
具体的には、長期保有するつもりで買ったETFや株主優待銘柄を短期で利確してしまう人。あるいは、評価損がでると落ち着かず、すぐに損切りしてしまったり、掲示板やX(旧ツイッター)で同じような境遇の人を探して安心している人。
(ほりきの体感では)市場の調子が良いときは、それなりに利益が出ている人が多い印象です。よって、一概に投資成績が悪いわけではないです。
しかし、この手の人達はポジションを持つとソワソワします。そして、早すぎる利確や不特定多数の意見に依存した売買をするようになります。これでは、時間軸がブレブレになるため、長期的には負ける確率が高くなります。
自分で作った売買ルールは、あってないようなモノです(周りに流されますから)。
株で負けている人の定義④
投資資金をマーケットに奪われ、売買できないけれども相場を監視している人。
具体的には、先物取引や信用取引、FXなどのロスカット(強制決済)で投資資金を失った。それでも、株で成り上がることを諦めておらず、ひたすら相場を観察している人です。
いかがでしょうか?
繰り返しますが、私は①~④全てを経験しました。
特に④は、全資産を失ったことによる相当な精神的苦痛がありました。
しかし、2週間程度かけて現実を受け止め、冷静に相場と自分自身に向き合う時間を確保できました。結果として、長く勝ち続けるために必要ないくつかの心得を身につける良い機会となりました。
(負けた翌日は怒り狂いましたw前回の記事をご参照ください)。
一番危機感をもったのはどのタイプ?
②塩漬けをやめれば、①年間でマイナスになる可能性は激減します。
④は足元を確認しないまま全力疾走して、そのまま崖から転げ落ちるイメージです。自分が進む先の足元や障害物を確認できる速度で走っていれば十分防げます。
やばいと思ったのは③時間軸がぶれるです。時間軸がぶれるということは、自分で考えずに、周りの雰囲気や不特定多数の意見を参考にして売買している状況と言えます。もちろん、売買ルールは機能していないので、あってないようなものです。
しかし、自分が稼いだ大切なお金を、”名前や顔を人前に出さずして(何の覚悟もなく)、もっともらしいことを言っているネットの意見”にゆだねることは危険だと感じました。
そこから、自分の頭で相場を考えるようになりました。
なお、私の体感では、この③時間軸がぶれるパターンの方を頻繁に見かけます(実際に知人には言えないけど、ネットだと匿名だから言えるのかな?)。
このパターンの方は、なんでも卒なくこなせる優秀な方が多いのですが、「これ!!」といった尖った特徴がないんですよね。
株の売買でも、効率よく儲けようとするあまり、何もかも中途半端なので結局、5年くらい経つと消えています。
堅実にNisaに投資するのが良いと考えます。