horiki
本記事は、2023年3月20日にnoteに投稿したものです。
当時、米国の3つの銀行(SVBフィナンシャル、シグニチャーバンク、シルバーゲート)が倒産したことを受け、日本のマスコミが騒ぎ立てていました。一方、該社の本社がある米国では、全然話題になっていないことに違和感を覚え、誰の意見を参考にすれば良いのか調べてみた、というものです。
背景(2023年3月20日時点)
米国のニュースサイトでは、もうほとんどSVBフィナンシャルに関する話題は下火になっておりますが、日本では話題沸騰になっている点が気になったので、簡単に調べてみました。
SVBフィナンシャルの規模(総資産額)
日本の銀行と比較してみた
- これを見ると今回破綻した3行は横浜銀行や静岡銀行といった地銀と同程度の資産規模であることがわかりました。
- 確かに日本でも地銀が破綻するとなるとニュースにはなると思いますが、その地域に住んでいない方や利用していない方は話題にもしない規模ですよね。
- よって、アメリカではもう話題になっていない理由としては、「シリコンバレーの銀行が潰れた」程度の認識であり、経済全体に大きな影響がないためと考えます。
- なお、SVBフィナンシャルの規模は少し大きめですが、これはシリコンバレーのテック企業の預金を含んでいるためです。
この出来事から得た教訓
- 最近米国株への投資を始める日本人の割合が増えていることから、ニュースなった(またはバズった) = 株価に反映される と勘違いされている方々が騒いでいるだけかな~と思います。
- 一番当てにしてはいけないのが、社会人になってから学ぶことを止めた人の意見。
- horikiの体感では、ギャンブラー気質の個人投資家や、含み損を抱えている個人投資家は些細なことでも必要以上に騒ぎ立てる傾向にあると感じます。ちなみに、”自分は何でも知っている”というふりをして学ぶことをやめた評論家やエコノミストは論外です(辛口😅)。
- 米国株に関する情報は、「日本のマスコミ」というフィルターを通すのではなく、現地の情報を掴むことが大事。
★.まとめ
- 先日破綻した3行(SVBフィナンシャル、シグニチャーバンク、シルバーゲート)の規模は日本の地銀程度の規模である。
- 地銀の破綻は、日本でもニュースにはなるが、その銀行がある地域に住んでいない方や利用していない方は気にもしないレベル。
- 情報源に要注意。特に日本のマスコミやギャンブラー気質の個人投資家の意見を鵜呑みにするのは危険です。ただし、疑う必要は無く、冷静に分析するようにしてください。それだけで投資成績は改善します。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。