2024/2/26週の米国株式市場の振り返り

ほりき独自の視点で、今週の振り返りを行います。

相場環境の振り返り

1.経済指標

ISM製造業景況感指数は47.8であり、市場予想49.5を下回った。「新規受注」や「雇用」が落ち込みました。
先週までの強い経済指標が一段落したことが、10年債利回りの低下につながり、株買いの流れにつながったと考えます。

2.その他

株高継続

• 今週の米国株式市場は、S&P500、Nasdaqは共に上昇で終えました。テック企業の構成数が少ないDow30は、若干のマイナスとなりました。
• 日経平均株価は最高値を更新し、39910.82円で引けました。

金利見通し

AIブームの株高が続いていますが、今週の経済指標は上述の通り軟調な結果になったことから、金利見通しは先週と大差無い結果となりました。

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決算確認結果

1.概要

• 今週は21社分の決算を確認しました。市場予想を上回ったのは7社でした。

2.気になった銘柄

決算発表前に注目していた銘柄

オートゾーン(AZO)　2024年第2四半期決算
デュオリンゴ(DUOL)　2023年第4四半期決算
ズィースケーラー(ZS)　2024年第2四半期決算

C3ai(AI)

• 2024年第3四半期決算
• EPS　予想-0.28ドルに対し-0.13ドル○
• 売上高　予想7614万ドルに対し7840万ドル○
  • 前年同期比+17.6%
• ガイダンス
  • 2024年第4四半期売上高　予想8445万ドルに対し8200～8600万ドル×
  • 2024年通年売上高　予想3.67億ドルに対し3.06～3.10億ドル×
• 同社は大型プラント向けのAIを提供しており、今流行のAI(画像処理、言語処理などのようにPCだけで、学習データ収集 → 学習 → テスト → 適用が完結する)とは性格が違います。
  よって、該社の製品が世界のプラントに広く普及するには、長期にわたると考えます。一方、流行のAIと異なり、競合他社他の競争は少ないと考えられます。よって、先行者利益を活かして市場優位をとり続けることができれば、今後大きく儲けるチャンスがあると考えます。
• 決算自体は、市場予想をミスすることが多いです。そのため、安全に投資したい方は、この先良い決算を最低でも3回は出し続けて、株価が跳ねてから購入した方が良いと思います。

セールスフォース・ドットコム(CRM)

• 2023年第4四半期決算
• EPS　予想2.26ドルに対し2.29ドル○
• 売上高　予想92.2億ドルに対し92.9億ドル○
  • 前年同期比+10.8%
• ガイダンス
  • 2024年第3四半期EPS　予想2.20ドルに対し2.37～2.39ドル○
  • 2024年第3四半期売上高　予想91.2億ドルに対し91.2～91.7億ドル○
  • 2024年通年EPS　予想9.57ドルに対し9.68～9.76ドル○
  • 2024年通年売上高　予想386.2億ドルに対し377～380億ドル×
• 配当支払い開始しました。ただし、毎期、売上高成長率が低下傾向にあります。個人的には、株主を喜ばせるパフォーマンスかな～？と思います。

まとめ

• 今週の経済指標は弱めの結果となった。
• 金利見通しは先週と大きく変わらなかった。
• 決算を発表した21社のうち市場予想を上回ったのは7社だけ。

ほりき

サラリーマン株式投資家

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愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。