horiki
ロッキード・マーチン(ティッカーシンボル;LMT)が2023年第4四半期決算を発表しました。
主要項目
- EPS 予想7.26ドルに対し7.90ドル○
- 売上高 予想179.7億ドルに対し188.7億ドル○
- ガイダンス
- 2024年通年EPS 26.62ドルに対し25.65~26.35ドル×
- 2024年通年売上高 686.5億ドルに対し685~700億ドル○
その他の項目
- 部門別売上高
- 軍用機 76.1億ドル、前年同期は76.4億ドル、前期は67.2億ドル
- ミサイルと射撃統制 31.7億ドル、前年同期は32.9億ドル、前期は29.4億ドル
- ヘリコプター 47.1億ドル、前年同期は48.0億ドル、前期は41.2億ドル
- 宇宙 33.8億ドル、前年同期は32.7億ドル、前期は31.0億ドル
- 部門別営業利益
- 軍用機 7.61億ドル、前年同期は8.16億ドル、前期は6.71億ドル
- ミサイルと射撃統制 3.95億ドル、前年同期は4.51億ドル、前期は3.98億ドル
- ヘリコプター 5.79億ドル、前年同期は5.08億ドル、前期は4.82億ドル
- 宇宙 3.07億ドル、前年同期は6.08億ドル、前期は2.59億ドル
企業コメント
- 研究開発に 15 億ドル投資。セキュリティ機能の開発・改良に17 億ドル投資。
- F-35戦闘機は、生産契約が減少。一方、F-16戦闘機は生産契約増加。
決算発表後の株価(ザラ場 yahoo finance USAより抜粋)
考察
- 主要項目ではガイダンスのEPSを落としたことが、決算発表後の株価下落の要因ではないかと考えます。
- セグメント別での売上高と営業利益は、前年同期比で全てプラス成長であり、良好だと考えます。前期と比べて場合、ほとんどのセグメントがマイナス成長になっており、特に宇宙部門は売上高はプラス成長なのに営業利益は約半分に減少しております。
- ただし、今後の宇宙産業の発展を考えれば、明るい未来が待っているのでストーリー的には買いだと思います。しかしながら、ウォール街のエリートや保険会社などのような機関投資家が、こんな単純な投資判断をするでしょうか?おそらく、このような希望的観測はせず、投資プロセスを理論立ててお客様なり上司なりに説明できるような投資をするはずですよね。
- 一方、該社は米国政府からの発注が多く、かなり業績が安定した企業という側面があります。そのため、配当金狙いで投資する人もいるとかいないとか、、。今は長期的に見ても割高傾向なので、判断が難しいところですね。
- ほりきが配当金狙いで該社に投資するなら長期投資ですね。まぁ、配当金狙いで短期投資というケースも珍しいですけど。個人差(人それぞれに得手不得手)がありますが、配当金分くらいなら、短期の利ざやで稼げますからね(もちろん、短期投資には簡単に損失を被る可能性があることを忘れてはいけません)。
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。