horiki
ダイドーグループホールディングス株式会社(2590)が2024年度第1四半期決算を発表しました。
ほりきは日本株の中では食品銘柄が好きなので、考察は少し甘いかもしれません。
市場予想との比較
今期の業績に関して、アナリスト予想の数字は確認できませんでした。
その他の項目
- 売上高 531億円(+12.9%)
- 利益 31.5億円(+5.9%)
- 事業別売上高
- 国内飲料 339.4億円、前年同期比は347.3億円
- 海外飲料 114.6億円、前年同期比は52.9億円
- 医療品関連 34.7億円、前年同期比は30.4億円
- 食品事業 43.8億円、前年同期比は41.3億円
- 事業別営業損益
- 国内飲料 –12.9億円、前年同期比は-2.38億円
- 海外飲料 7.09億円、前年同期比は-8400万円
- 医療品関連 1.70億円、前年同期比は3400万円
- 食品事業 2.27億円、前年同期比は3400万円
企業コメント
- 国内飲料事業
- 減収の要因は、飲料事業での①競合他社に先行して価格改定を実施、②春先の天候不順の影響である。また、サプリメント通販事業においては、広告投資の費用がかさんだため、営業損失が拡大した。
- 他社製サプリメント(K社)の品質問題の影響は軽微であった。今後は、一定程度の影響がある可能性を考慮し、広告投資を含め状況に応じた対応をする。
- 海外飲料事業
- 2月末に買収が完了したポーランド子会社が連結された。また、主力のトルコで継続する高インフレ環境下で、価格や販売促進に関する機動的な営業戦略により、大幅な増収・増益となった。
- 医薬品関連事業
考察
- 国内飲料事業で導入された、「スマート・オペレーション」は良い取り組みだと思います。従来は自販機に飲料を補充するドライバーが、トラックにたくさんの種類の飲料を積み込み、自販機巡りをしていました。この取り組みでは、自販機からの信号を読み取り、自販機ごとに補充する飲料の種類と数量を正確に把握出来るようになりました。これにより、ドライバーの無駄な作業を削減してあげることで、①ドライバーのストレス低減(従業員満足度の向上)、②残業時間の削減、③省人化が可能になると考えます。
- 海外事業は巡り合わせの良さもありますが、ポーランド市場開拓など、「運」だけで片付けられない、努力を感じました。
- 案外堅実かつしたたかな経営をされているのではないでしょうか?
horiki
愛媛でサラリーマンをしている個人投資家です。
自分の人生を有益なものにするためにブログを始めました。
米国株式を中心に情報発信をしています。その他、個人的に「残しておきたい」と思う情報や思い出もアップしていきます。